ダイエットを始めてしばらくすると誰もが陥りやすいのが「食物繊維の不足」。
炭水化物を抜いてしまうことが主な原因ですが、実は太りにくい炭水化物があるんです。
- ダイエット中に食物繊維が不足してしまうのはなぜ?
- 食物繊維が不足するとどうなるか
- 食物繊維を上手に摂る方法
- オススメの低GI食品
目次
ダイエット中に食物繊維が不足してしまうのはなぜ?
ダイエット中の食事は高タンパク低脂質を心がけることが鍵になります。
意識して多く摂るのはタンパク質になりますが、お肉・お魚のタンパク質には食物繊維は含まれていません。
さらにお米などの炭水化物を抜いてしまう方も多いですが、これらにも食物繊維が含まれています。
- 意識して多めに食べるタンパク質には食物繊維が含まれていない
- 食物繊維の含まれている糖質を抜いてしまうことが多い
よって、食物繊維の不足がダイエット中の問題点としてよく挙げられます。
食物繊維が不足するとどうなるか
食物繊維は腸内の環境を整えてくれます。
その食物繊維が不足してしまうと腸内環境が悪化し、便秘になったり代謝が悪くなったりしてしまいます。
せっかくダイエットをしていても腸内から代謝が悪くなってしまっては効果が出ませんので、ダイエットはしながらも食物繊維はしっかりと摂取する必要があります。
食物繊維を上手に摂る方法
食物繊維を摂るといえば野菜のイメージですが、あえて違う方法を紹介します。
それは食物繊維が豊富な糖質を食べるという方法です。
食物繊維が豊富な糖質は低GI食品と呼ばれていて、食物繊維が豊富なだけでなく血糖値も上がりにくいので非常にダイエット向きなんです。
食べ物が血糖値を上昇させる度合いを数値化したもの
詳しくはGI値とは?痩せやすい炭水化物と血糖値の関係についてをご覧ください
糖質なのに食べても太りにくいということで、多くのダイエッターにとって強い味方になってくれます。
- 野菜を食べる(特に根菜がオススメです)
- 低GIの糖質を食べる
オススメの低GI食品
それでは、多くのダイエッターが食べている低GI食品を紹介します。
白米の代わりになりますので、最も取り入れやすいのが玄米です。
お米を精製するときに糠や籾殻などを取り除いて白米にしますが、その精米する前のものが玄米です。
この糠や籾殻には実はたくさんの栄養が含まれており、白米には無い栄養も豊富に含まれていてとても体に良いです。
デメリットは独特な香りがすることと炊くのに時間がかかることでしょうか。
- 栄養が白米よりも豊富
- 食物繊維が豊富でGI値も低い
- 白米の代わりに取り入れられるので、食生活のスタイル自体は変えずに続けられる
- 独特の香り・食感があるので人によって苦手
- 炊き上げるのに時間がかかる
オーツ(燕麦)を脱穀して調理しやすくしたもので、玄米の麦バージョンのようなものと思ってください。
聞き慣れない名前ですが海外では一般的で、よく朝食に食べられています。
グラノーラのような見た目ですが水や牛乳等で戻して食べるもので、甘いスイーツ系からしょっぱい主食系までアレンジの幅が豊富なのが嬉しいポイントです。
主食系にするのであればトマトや鯖缶などを使ってリゾット風か、出汁としらす、納豆などを入れてオジヤ風にすると美味しいです。
ただしオートミールも玄米同様独特の香りがあるので、好き嫌いが分かれるところではあります。
- 栄養が豊富
- 食物繊維が豊富でGI値も低い(特に食物繊維は玄米の3倍)
- 洋風・和風と主食・スイーツまで幅広くアレンジできるので飽きにくい
- 水を入れてレンジで1分ほどでできるのでとてもお手軽
- 独特の香り・食感があるので人によって苦手
まとめ:ダイエット中でも無理に何かを抜かず、より良いものに置き換える
無理に何かを抜こうとすれば必ずどこかでバランスが崩れ、その歪みは体に現れます。
ダイエットのポイントは無理をせずに着々と積み重ねることですので、より健康的な食材に置き換えて無理なく続けられるように心がけていきましょう。