みなさんこんにちは!
テレワークが増え始めて早2年ほど、ご自宅のお仕事環境を整えている方も多いのではないでしょうか?
私もそのうちの一人で、今となっては会社よりも自宅の方が遥かに環境が整っていて快適になってしまいました。
そんな私が最近新調したものが、キーボード。
あまりこだわりがなく、これまでは3000円くらいの安いキーボードを使用していたのですが、この度思い切って1万円以上するキーボードに新調してみました。
使用し始めて1ヶ月ほど経ちましたので、気づいたことや使用感等をお伝えできればと思います。
ちょっといいキーボードの購入を検討されている方はぜひご参考にしてみてください!
- 私が高級キーボードを購入したキッカケ
- 今回購入したメカニカルキーボードの特徴
- 実際にメカニカルキーボードを使用した感想
- メカニカルキーボードはこんな方にオススメ
- その他購入に迷ったメカニカルキーボードの紹介
主に私の主観での意見となりますので、私と同じくらいのメカニカルキーボード初心者の方のご参考になれば嬉しいです!
目次
私が高級キーボードを購入したキッカケ
私が今回いわゆる高級キーボードを購入しようと決意したのは、仕事の効率が上がるかもしれないと考えたからです。
少し前にテレワークが本格的に導入され始めた頃、自宅にある程度の仕事環境は整えていたので、しばらくの間は仕事道具の購入は行っていませんでした。
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その際に購入したのが、こちらのパンタグラフキーボードです。
購入した理由としては主に次の点です。
選んだ理由
- 価格が安め(3000円以下)
- テンキーがついている
- デザインが割とかっこいい
- 無線対応している
特に故障や不具合もなく使用していましたが、どうしてもキーストロークが浅いのでタイピングに力が入ってしまうことがありました。
といってもそんなに気になるほどではないのですが、自分の仕事効率を少しでもどうにかして上げられないかと考えていると
「それによりタイピングミスや疲れがもしかしたら出ているのかも…」
「変えたらもっと仕事の効率が上がるかも」
そう思い始め、前々から気にはなっていたいわゆる高級キーボードの購入を検討したというわけです。
今回購入したメカニカルキーボードの特徴
今回購入したのは、こちらのFILCO社製のメカニカルキーボードです。
キーボードにはいくつか種類がありますが、ざっくりいうと一番高級なのが「静電容量無接点方式」と呼ばれるキーボード、その次に高級なのが「メカニカルキーボード」となっています。
その下には「メンブレンキーボード」、それから以前まで使用していた「パンタグラフキーボード」があります。
今回は次の点から、メカニカルキーボードの特徴を非常にざっくりですが紹介します。
メカニカルキーボードの特徴
- 価格面
- 軸の種類
- デザイン(キーの数、配列)
- 有線/無線(接続方式)
価格面
価格でいうと、最高級の静電容量無接点方式は3万円前後なのに対し、メカニカルキーボードは1~2万円のものが多いのが特徴です。
と言ってもピンキリ感も多少あり、本当に安いものだと5000円前後くらいのものもあります。
そういうものの多くは中国製のメーカーとなっており、ある程度ブランド力のあるメーカーのものだと安くても1万円は超えてくるイメージです。
あとは軸の種類や接続方式(有線or無線)やキーの数などによっても価格が変わってきますので、そのあたりを次に紹介します。
軸の種類
実はメカニカルキーボードには、他のキーボードには存在しない「軸」と呼ばれるものが存在します。
私もそこまで深くは理解していないのですが、要するにキーを支えている軸の部分のことで、この種類によって同じ種類のキーボードであっても打鍵感や打鍵音が全く変わってくるというものです。
そう考えるとメカニカルキーボードって奥が深すぎる…
そして軸は色によって種類が分けられていて、それぞれの色には特徴があります。
初心者の私が購入時に調べた印象を元に、とても簡単に紹介させていただきます。
青軸
すごく軽い「カチャカチャ」という音が特徴。
とにかく軽快な打鍵音を楽しみたい方はいいかもしれないが、オフィス等周囲に人がいる状況で使用するのは少しむずかしい印象。
赤軸
落ち着いた「スコスコ」という音が特徴。
かといって打鍵感がないわけでもなく、落ち着いた打鍵感と打鍵音を求めている方にはオススメ。
周囲に人がいる状況でも使用し易い印象。
茶軸
打鍵感、打鍵音ともに青軸と赤軸くらいの印象。
赤軸のように落ち着いた感じがいいが、もう少しメカニカルキーボード感を楽しみたい方にオススメ。
ちなみに今回私が購入したのもこの茶軸。
黒軸
赤軸よりも更に落ち着いた打鍵感と打鍵音が特徴。
その分、キーが重いので指が疲れやすいという情報があり。
メカニカルキーボード感もそこまで味わえないので、通好みの印象。
この他にも「桃軸」や「橙軸」「銀軸」等があるキーボードもあります。
日本人の人気としては「赤軸」と「茶軸」だそうで、たしかにオフィス等で使用することを考えるとこのあたりになるのかなという感じでした。
軸による打鍵感、打鍵音の違いについては動画の方がわかりやすいので、YouTube等で調べて見比べてみることをオススメいたします。
参考までに、私はこちらのYouTubeを拝見して参考にさせていただきました!
デザイン(キーの数、配列)
続いてはデザインについてです。
前のキーボードを選んだ理由の一つとしてデザインがかっこいいことを上げましたが、メカニカルキーボードはどちらかというとデザイン自体は地味めです。
というか、デザインよりも機能面にこだわっているのかなという印象を受けました。
また単純なデザインとは別に、キーの数と配列が重要なポイントになってきます。
キーの数
簡単に言うと、テンキーがついているかどうかです。
テンキーまで全て付いているフルサイズ、フルサイズから一番右のテンキー部分だけをなくしたテンキーレスサイズ、そこから更に矢印の部分もなくしたサイズの3段階が多いです。
テンキー付きは便利ですが、その分サイズも大きくなります。
また価格もキーの数が減るほど安くなりますので、好みと価格のバランスを検討しましょう。
フルサイズだと確かに便利ですが横にかなり長くなってしまうので、そこまでテンキーを使用しない方であればテンキーレスサイズくらいがちょうどいいかと思います。
逆に矢印をなくしてしまうと非常に不便なので、私は今回フルサイズかテンキーレスのどちらかで迷い、テンキーレスを選びました。
配列
また配列も大事です。
日本語配列と英語配列があり、簡単に言うと日本のキーボードと同じ形なのか、それともアメリカのキーボードと同じ形なのかの違いです。
私達が見慣れているのは当然日本語配列で、パッと比較した感じ英語配列は「Enter」キーが大きくなっていませんでした。(他にも違いは有るかと思いますが、とりあえずこれを見て英語配列はやめようと思いました)
ですので今回私は「テンキーレス」「日本語配列」のデザインのキーボードを探していました。
有線/無線(接続方式)
そして最後に、接続方式です。
簡単に言うと有線接続か無線接続かですね。
前に使っていたのが無線でして、その取り回しの自由さが気に入っていたので、できれば今回も無線接続にしたいと思っていました。
ただ調べてみると、メカニカルキーボードは有線接続のものが多いんです。
メカニカルキーボードはゲーミングキーボード等にも採用されています。
そのため、反応速度等を考慮し有線接続のものが多いです。
無線接続のものは少なく、価格もやや高めになります。
ですので、無線接続がいい方は結構しっかり探してみないと見つからないかもしれません。
Amazonだと、商品名に「無線」と書いてあっても実際には無線接続に対応していないものも割りとありましたので、気になる商品があったらしっかりメーカーさんの公式ページでチェックしてみることをオススメします。
実際にメカニカルキーボードを使用した感想
さてここからは、実際に私が使用してみた感想を紹介していきます。
こちらのキーボードを購入した決め手は繰り返しになりますが、以下の点です。
選んだ理由
- テンキーレスサイズ(矢印部分はあり)だったこと
- Bluetoothの無線接続に対応していたこと
- 日本語配列だったこと
- 茶軸だったこと
この条件だけでも実は結構限られてしまいますが、あとはメーカーと価格とで検討するのがいいかと思います。
ちなみに今回、私がこちらの「FILCO」さんのキーボードを選んだのはなんとなくです。
有名所だとLogicoolあたりが定番でしたが、あえて少しだけ通ぶりたいという気持ちから選びました。
しかし調べてみるとFILCOさんのメカニカルキーボードは非常に評判がよく、選んで正解だったと思います。
またここからは、実際に使用してみて気づいた点をお伝えしていきます。
メカニカルキーボードを使用してみて気づいたこと
- 慣れればタイピングに力が入らなくなり、タイプミスが減る
- 打鍵感はやはり心地よい
- テンキーレスサイズが完璧
- 手首というより、机の角に接する前腕部分が痛い
- Bluetooth接続はしばらく使用していないと接続が一度切れてしまうので、注意が必要
慣れればタイピングに力が入らなくなり、タイプミスが減る
パンタグラフからメカニカルに変えて一番感じるのは、ちょっとタッチしただけでもしっかり反応してくれる ということです。
逆に言うと、これまでの感覚ではタイプし損なっていた文字が入力されているので、最初はやっぱりちょっと慣れが必要です。
慣れてしまえば、この反応感なら力がいらない(むしろ入れない方がいい)と気づきますので、タイプミスも徐々に減っていきます。
打鍵感はやはり心地よい
メカニカルを購入する方がやはりかなり求めているであろう打鍵感ですが、これはやっぱりいいですね。
どんどんと次の文字を打ちたくなる心地よい打鍵感ですので、そういった意味ではテキストベースでのやり取りが多いテレワーク中心の方などにはかなりオススメできるのではないかなと思います。
テンキーレスサイズが完璧
サイズに関しては、以前のパンタグラフのときにはフルサイズ、今回メカニカルに新調するにあたってテンキーレスサイズにしましたが、現在の方がしっくり来ています。
デスクの上はなるべく余計なものは置かないようにしていますが、それでもサイズはなるべく小さい方がいいものです。
横にマウスを置くことを踏まえても、今回選んだこのサイズは完璧でした。
手首というより、机の角に接する前腕部分が痛い
よくメカニカルキーボードは高さがあるので手首を痛めやすいと言われており、それを防ぐためのパームレストという商品もあります。
しかしながら個人的に感じたのは、「手首よりも机にあたっている前腕部分の方がずっと痛いわ!」ということです。
使用するときは上の写真のような状態になるのですが、この机の角にあたっている前腕部分がだいぶ痛くなってきます。
こんなに痕がついちゃって…
パームレストの購入も検討していますが、もしパームレストでこれも解決するのであればいいですね…!
Bluetooth接続はしばらく使用していないと接続が一度切れてしまうので、注意が必要
肝心の無線接続に関しては、Bluetoothということで以前のUSB受信機を使用した無線接続よりも少しだけ注意が必要でした。
何も操作せずしばらくすると自動的に接続が切れてしまうので、再度作業に戻る際にはキーボードを少し触って無事に接続されたのを確認する という時間が発生します。
特にテレワークの方ですと、基本的には毎朝この作業が必要になりますのでご注意ください。
USB無線接続であればこの作業は必要なかったので、個人的には少しだけマイナスポイントに感じています。
ただしBluetoothであることにより4台までペアリングが可能なので、例えば別作業をiPadでしている際などにもすぐにキーボードの接続先をiPadに変えることができます。
ですのでこのあたりは人によりけりで、ずっと同じPCでしか使わないのであれば、Bluetooth接続は若干のデメリットもあるということを念頭においていただければと思います。
また有線接続にすればこの作業は必要なくなりますので、どうしてもこれが嫌な方は有線キーボードも視野にいれるといいのではないかなと思います。
メカニカルキーボードはこんな方にオススメ
私が使ってみて感じた、メカニカルキーボードがオススメの方はこんな方かな?というのをご紹介します。
メカニカルキーボードが向いている方
- 作業中の打鍵感にこだわりたい方
- キーボードにそこまでお金をかけたくない方
- デスクワークが多く肩こり等体の疲れを感じている方
まとめてざっくりいうと、ある程度いいものは欲しいんだけど、そこまでお金をかけたいわけでもないくらいの温度感の方にぴったりなんじゃないかなと思います。
実際私自身も恐らくこのカテゴリーに位置しています。
「1万円でも高いよ、とにかくもっと安いものでいい」という方はメンブレンかパンタグラフから入ってみるといいと思います。
それで物足りなさを感じるようになったらメカニカル、もしくは静電容量無接点方式に移行すれば十分でしょう。
また力まなくなるという点から、タイピング時に力んでしまっていることが原因で肩こり等の有る方にもオススメできるかもと思いました!
これについても心当たりのある方はぜひ試してみてください。
その他購入に迷ったメカニカルキーボードの紹介
最後に、今回私が購入を迷っていたキーボードをいくつか紹介させていただきます。
基本的な条件としては私が購入したものと同じになりますので、私と同じような条件でお探しの方はぜひ下記もご参考にされてみてくださいませ。
①Logicool SIGNATURE K855GR
今回私が最も悩んだのがこちらです。
価格、デザイン、無線接続、Logicoolというブランド力からして文句のつけようがありませんでした。
軸も赤軸でしたが、まあ妥協できる範疇でした。
強いて言うなら、私が購入しようとしていたタイミングでは発売前で予約商品だったため、すぐに購入したかった私の手のひらからこぼれていってしまったといったところです。
今購入を検討するのであれば、十分に第一候補に上がってくる商品でしょう。
②WENRUI ゲーミングキーボード
続いてはこちら、WENRUIのキーボード。
その価格の低さはもちろん、先程紹介した打鍵音比較の動画で使用されていたキーボードでもあったので気になっていました。
それでも購入に至らなかったのは、矢印部分もないミニマムサイズであったことと、英語配列のためEnterキーが押しづらそうだったためです。
とはいえコスパで考えるとかなりよさそうなので、在宅での仕事用ではなく例えば持ち運び用のコンパクトなキーボードを探している方などにはかなりおすすめできるのではないかなと思います!
③HHKB
こちらは高級キーボードを検索したことのある方であれば一度は目にしたことがあるであろう、HHKB(Happy Hacking Keyboard)。
こちらはメカニカルではなく、最高級の「静電容量無接点方式」のキーボード。
コンパクトなデザインでありながら矢印キーはしっかりと残されており、Bluetoothの無線接続にも対応。
キーボードの最高傑作と名高くとても気になっていたのですが、とにかくお値段が高く今回は断念しました。
もしいま使っているメカニカルでも物足りなさを感じる様になったら、次はいよいよHHKBにお世話になろうかと思っております。
いかがでしたでしょうか。
今回は、私が初めて購入したメカニカルキーボードについて紹介をさせていただきました。
購入前に色々調べては見たのですが、いかんせんキーボード初心者ですので、同じような目線の方の参考になれば幸いです。