社会人をやっていると、ダイエット中でも飲み会を避けられない時ってありますよね。
しっかりとした知識があれば居酒屋でも太りにくいメニュー選びができますよ。
- お酒は太る?アルコールのカロリーについて
- お酒の糖質にも注意
- 太りにくいオススメ居酒屋メニュー
目次
お酒は太る?アルコールのカロリーについて
「お酒は太る」という世間のイメージがありますが、これって本当なのでしょうか?
実はここには少し複雑な背景があり、「アルコールのカロリー」と「胃袋の刺激」に関係があります。
アルコールのカロリー
今までお話ししてきたカロリーといえば、タンパク質・脂質・炭水化物の三大栄養素のものです。
- タンパク質…4kcal
- 脂質…9kcal
- 炭水化物…4kcal
実はカロリーはアルコールにも1gあたり7kcal含まれていて、これが「お酒は太る」と言われる原因の一つになっています。
しかし実はアルコールのカロリーはエンプティカロリーと言われていて、体に蓄積されないタイプのカロリー、要は太る原因にはならないということがわかっています。
熱量が体温の上昇に使われて、体内に蓄積することがないカロリーのこと
お酒を飲むと暑くなるのはこのエンプティカロリーが原因
アルコールによる胃袋の刺激
それではなぜお酒を飲むと太りやすいのかというと、アルコールが胃袋を刺激することにより食欲を増進させる作用があることに関係します。
お酒を飲むとお腹も空いていないのに箸が止まらなくなる経験があるのではないでしょうか?
特に居酒屋のメニューは油っこくてカロリーが高いものが多いため、太りやすくなってしまうわけです。
つまり、おつまみをうまく選ぶことができればある程度の太りやすさは避けることができます。
お酒の糖質にも注意
先ほど「お酒自体は太らない」とお伝えしましたが、これはお酒に含まれるアルコールのカロリーの話で、お酒に含まれるその他栄養素のカロリーは当然太ります。
お酒に含まれるのは大半がアルコールのカロリーですが、その他にも糖質が多く含まれているお酒もあります
糖質分のカロリーは当然太ってしまいますので気をつけましょう
お酒に含まれる糖質量は、大きく「醸造酒」「蒸留酒」によって分けられると言われています。
醸造酒と蒸留酒の違いについてはこちらの記事に詳しく書かれています。
醸造酒とは原料となる主に穀類をアルコールで発酵させて作ったお酒のことです。
穀類なので当然糖質が含まれていて、これがそのままお酒にも含まれています。
- ビール … 大麦
- ワイン … ブドウ
- 日本酒 … 米
- マッコリ … 米
- 紹興酒 … もち米
これら以外にも、甘いお酒には当然砂糖などの糖質が含まれていますので注意しましょう。
蒸留酒とは醸造酒をさらに蒸留させて作ったお酒のことです。
蒸留する過程で糖質がろ過されてアルコール濃度が上がるため、アルコールのカロリーが上がりますが糖質のカロリーは減ります。
- ウイスキー
- ブランデー
- 焼酎
- ジン
- ウォッカ
アルコール度数が高く割って飲むお酒なので、一杯あたりで飲む量が少ないのもポイントです。
オススメの居酒屋メニュー
では実際に居酒屋で頼むと良いオススメメニューをいくつか紹介します。
お酒・おつまみに分けて紹介しますので参考になるものがあれば活用してみてください。
まずお酒ですが、先ほど紹介した醸造酒は基本的に避けた方が良いです。
とはいえビール一杯などの杯数であればそこまで気にするほどでもないですが、グビグビと飲むのは避けましょう。
グビグビと飲むタイプのお酒でオススメなのは、蒸留酒をソーダで割ったものです。
- ハイボール
- チューハイ など
もちろん水割りでもOKですが、甘いジュースなどで割ってしまうとその分のカロリーが入ってしまうので注意しましょう。
- コークハイやモスコミュールなどのジュース割は要注意
続いてはおつまみです。
ポイントはなるべく脂質が少ないものを選ぶことで、その中でもタンパク質や食物繊維が摂れるとなお良いです。
- 冷奴
- お刺身
- 焼き魚
- 鳥の串焼き(皮以外)
- 漬物
- スルメやエイヒレなどの乾物
- 煮卵
- 枝豆
もちろんサラダなどもOKですが、ドレッシングやマヨネーズでカロリーが高いこともありますのでご注意ください。
まとめ:お酒で太るカラクリを理解し、適切なメニューを注文すべし
理想を言うとこのような感じになりますが、お酒の席での付き合いですので必ずしもうまくいかないこともあると思います。
極論、1日だけカロリーを摂りすぎてもそんなに太るものではありませんので、あくまでも情報として頭の片隅に置いていただければと思います。